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「試合見に来なくていいよ!」息子の一言で変わった我が家のサッカー応援

みなさんこんにちは。
先日サカママ達との会話で、「休日はサッカーで1日が潰れるねー!休んだ気がしない……(笑)」なんて話をしていました。みなさんはどうでしょうか?お子さんの試合など、よく見に行かれていますか?チームによっては当番もあるので、必然的に行かなくてはいけない保護者の方も少なくないと思います。逆に、見に行きたいけど、色々な事情で行けないという方もいますよね。

息子のサッカー応援は楽しけど、連日の試合で自分もクタクタ……

息子のクラブチームでは当番はないので、送迎だけの方もいますが、中にはずっと試合を見ている方もいます。そして私も、息子が低学年までは送り届けた後もずっと試合を見ている方でした。本人から見ててとの要望もありましたし、息子の様子からも親からの応援があった方が嬉しいのかな?という感じを受けたことが理由です。

しかし、学年が上がっていくと、徐々に試合数が増えていきます。低学年はまだ試合数が少なかったからよかったものの、こうなると土日はほぼサッカー続き。場所によっては、朝早くから遠い道のりになることも。そうなると、ほぼ一日が送迎&観戦で潰れてしまい、帰る頃には試合で疲れている息子並みに自分もクタクタ……。主人は土日も仕事だったり、休みでも上の子の塾や部活の送迎で、結局は分担して動かないといけないことがほとんどでした。そして、クタクタになった日には夕ご飯を作る気力も無くなり、「もう遅いし、ママも疲れたからお弁当買って帰ろっか?」「食べに行っちゃおっか?」なんてことが多々ありました。ただ、息子も疲れているとやはりとにかく早く家に帰って休みたいみたいで、ある時は「疲れたから早く帰りたい!パパとママでご飯行ってきていいよ」なんて言い出すこともありました(笑)。

「試合見に来なくていいよ」息子からの驚きの一言

そんな風に毎週の試合観戦が少し大変になってきた頃、試合の朝に息子から意外な言葉が。

「もう試合見てなくてもいいよ!送ってくれたら家に帰っていいよ!」

あんなにいつも「見ててね!」と言っていたのに! 思わず「え?だって前にずっと見ててねって言ってたよね?」と聞くと、「もう俺4年生だよ?ママが来たところで上手くなる訳でもないし!(笑)大きな大会とか、来てほしい時は言うから!」と、予想もしていなかった言葉が返ってきました。

さらに話を聞いてみると、試合が終わったら一刻も早く家に帰って、お家のご飯を食べて、お風呂に入って休みたいとのこと。「試合が終わったら寄り道せずに家に帰り、自分が帰った時にくつろげる環境にしておいてほしい」とも捉えられる発言にちょっと笑ってしまいましたが(笑)、確かにそうだよねと納得しました。

そしてもう一つ、息子から驚きの発言!

「俺は好きでサッカーしてるじゃん?だから、ママにも好きなことをして、楽しく過ごしてほしいな」

この言葉を聞いた時は、何だか大人になったな~と思うと同時に、自立してきたな~とすごく嬉しく思いました。そして、親の疲れている姿って子どもにとってもちょっと悲しく映るというのを思い出しました。それに加えて、親が疲れてる時って色々ととばちりを受けやすかったことも(笑)。もしかすると、息子にも同じ思いをさせていたのかもしれません。

 

試合を見に行くことだけが応援じゃない

以前は何となく試合を見に行かないのは可哀そうかな?と思って、自分の用事を後回しにし、疲れながらも試合を見に行っていました。もちろん試合観戦は楽しいのですが、「応援=試合を見に行くこと」と決めてしまって、それができないと罪悪感を覚えていたようにも思います。

でもやっぱり休日は家事もしたいし、やりたいこともたくさんある。そして、母親だけど私も1人の人間なので、自分の時間を大切にしたい時もある。なので、息子からのこの言葉は正直とてもありがたかったですし、すごく気持ちが楽になりました。(息子のサッカーに興味がない訳ではないですよ!笑)

試合を見に行くことだけが応援なのではなく、送迎やお弁当作りはもちろん、子ども達の大好きなご飯を用意しておいたり、暖かいお風呂を貯めておく……そんな些細なことでも、子ども達には十分応援になるんだと思いました。気づけば息子も高学年。これは親離れをするステップを踏み出しているのかもしれない。そんな風にも感じ、息子のためにも自分のためにも、この機会を無駄にせず息子の言葉に甘えることにしました。

 
息子の好きなご飯を用意しておくのも応援の一つ!ということで、試合に行く前に食べたい物を聞いて作っておきます。

我が家の応援は「お家援」スタイル!

そんな出来事やコロナ禍も相まって、高学年になってからはほとんど試合を見に行かなくなりました。ただ、試合から帰ってきたらたくさん話を聞いています。勝った負けた、上手くいった、いかなかった、こんなプレーが出来たなどなど……。そして、試合を見なくてもリュックから出された泥だらけのユニフォームを見れば、頑張ったことが十分伝わってきます。

もちろん、今でも「見に来て欲しい!」と言われれば何が何でも見に行っていますが、「応援=試合を見に行くこと」だと思っていた頃よりは、随分気持ちが楽になりました。そして何より、私がいつも試合を見に行っていた時よりも息子が遥かに快適そうです!笑 私自身も無理なく自分の時間を確保できるので、以前より余裕を持って笑顔でいることができています。

また、試合を見る頻度が減って良かったことがもう一つあります。それは、久々に試合を見た時に息子の成長をものすごく感じられることです。毎日見ていたら些細な変化で気づかなかったかもしれないことに気がつけるんですね。

そんなわけで、今では我が家の定番になった「帰って来たときにホッとできる環境を作る=お家援(おうえん)」スタイル。心身共に成長している時期の子どもにとっては、ある程度親と距離感があった方がいいでしょうし、サッカーの応援もこんな感じの方が息子には良いのかなと思っています。今後も臨機応変に子どものサッカー観戦を楽しんでいきたいです!

今回は次男のお当番がないチームでの話ですが、長男の中学時代には当番の過酷さも経験したので(笑)、そちらもいつかコラムでお伝えできればと思います。

WRITER PROFILE

yumika
yumika

大学1年と中学2年のサッカー大好き兄弟を持つサカママ。サカママ歴9年。
子ども達のサポートで心掛けている事は、自分の時間も大切にし、ストレスフリーなサカママライフを送る事。マイペースで常にポジティブ思考な子ども達とのサッカーでの出来事などを発信していきます。少しでも参考になったり、共感して貰える事があれば嬉しいです。