進学先の大学、どう決めた?【大学サッカーのすゝめ総集編2025】
高校卒業後、それぞれの目標を持って大学サッカーへとチャレンジし続ける大学生プレーヤーを紹介する「大学サッカーのすゝめ」。2025年版では、関東一部・二部の計24校から、24名の選手を紹介してきました。
2025年版の総集編として、各質問の多かった回答や選手達のコメントをピックアップしてお届けしていきます。
第1回目は、「今の大学・サッカー部を選んだ理由」にフォーカス。数ある大学の中から、なぜ今の大学に決めたのか?また、大学選びで気にしていたポイントや、進路準備についても聞きました。
大学サッカー、どこでプレーする?進学先の決め方は?
本企画に協力してくれた24校の他にも、日本全国には数多くの大学サッカー部が存在します。そんな中で、大学サッカープレーヤーたちはどのように自分の進学先を決めたのでしょうか?
ポイント①プロサッカー選手になる夢を叶えたい
大学を選ぶ理由で、プロサッカー選手という夢を叶えたいから大学でもサッカーを続けると言った声が多く上がっていました。チーム内やライバルチームにプロの世界でも通じるスキルを持った、選手と切磋琢磨する事で更にレベルが上がって成長できたという選手も多数。

小泉 佳絃 選手(明治大学)
「自分の夢でもあるプロサッカー選手になる夢を叶える為に、レベルの高いサッカーができる環境が整った大学を探していました。そして、社会に出た際に大きく役立つ人間として、大きく成長できる事も視野に入れていたので、サッカーも勉強面もレベルが高い明治大学に進学しました。」

塩川 桜道 選手(流通経済大学)
「この大学を選んだ理由は、サッカー選手という夢を叶えるために1番良いと思ったからです。高校卒業後すぐにはプロになれないと自分は思ったので、もう4年間成長したいと考えた時に1番サッカーに集中できる環境にあるこの大学を選びました。」

笠井 冠晟 選手(立正大学)
「少数の中でレベルの高い選手がたくさん所属していて、立正大学であればもっと成長して目標であるプロに近づけると思った点と、知っている先輩の存在も大きな要因でした。練習会に参加した時の強度、雰囲気ともにレベルの高いチームだと思ったのも一つの理由です。」
ポイント② 長所や短所を理解している恩師の勧め
中学や高校時代の恩師の影響や母校だったから選んだという理由も多数上がっていました。長所や短所を理解してくれている恩師が勧めるチームや学校だからこそ、興味が湧いて練習会に参加して入学を決めた選手も多くいました。

岡 航平 選手(筑波大学)
「中学時代の恩師の影響を受けて筑波大学に興味を持ち始めたのがきっかけです。サッカーをはじめ様々なスポーツが好きであったこと、スポーツについて深く学び、将来に活かしたいという思いがあったことから体育専門学群を選びました。 サッカーのレベルが高く、サッカーに打ち込めるのは、選手として成長するにはいい環境であると感じていたこと、また、プレーヤーとしてだけではなく、コーチやアナリスト、その他スタッフ、あるいは他学群の学生など、様々な形でサッカーに向き合う人たちに出会えるということにも魅力を感じたため、筑波大学蹴球部を選びました。」

大久保 元泰 選手(日本体育大学)
「私の高校時代の監督の母校ということもあって、勧めていただいて練習会に参加しました。参加してみて、チームの雰囲気、練習の強度や施設など、とても良い環境だと感じました。また、将来プロサッカー選手のセカンドキャリアなどで体育教師という選択肢も考えていた為、教員免許が取得できる日本体育大学を選びました。」
ポイント③ 先輩が在籍しているからチームに溶け込みやすい
恩師の影響以外では先輩からの勧めで、進学を決めたという声も同じくらい上がっていました。チームや学校選びに悩んだ時に、大学サッカーを続けている先輩に相談して、環境やチームの雰囲気など具体的な情報を得る事も大切という事が分かります。
そして既に先輩という知り合いがいる事で、チームに溶け込みやすく良好な人間関係を築けるという魅力もありますね。

石川 穂高 選手(関東学院大学)
「関東の大学に進学したいと考えていた際に、高校の先輩が山梨学院大学に進学していて、相談すると勧められたという点です。そして、練習会に参加してみて、環境が整っていたのでこのチームで成長したいという思いが強くなりました。」

平尾 勇人 選手(日本大学)
「大学を選ぶ上でレベルの高い関東に行きたいと考えていました。日本大学は素晴らしい環境と施設が整っている点、そして私と同じ高校から日本大学に進学し、プロ選手になった先輩もいたといのが理由です。」

西 凜誓 選手(早稲田大学)
「サッカー面・学習面のどちらもより高いレベルで学べる大学に進学したいと考えた際に当てはまる大学が早稲田大学でした。またユース時代の監督が早稲田大学OBで前監督だったことやユースの先輩が数多く在籍しており、早稲田大学を勧めていただいたこともあって選びました。」
ポイント④ 関東リーグ
レベルが高いチームや選手が多数在籍している関東リーグ。トップリーグでより多くの試合に出場して活躍したい、自分の実力を発揮したい、仲間と一緒に切磋琢磨してレベルアップしたいという理由で、チーム選びをする選手も多かったです。

鈴木 将永 選手(東海大学)
「東海大学を選んだ理由は、関東大学サッカーリーグの1部に所属しているという高いレベルにありながらも、トップチームで試合に出場できる可能性が高いと感じたからです。早い段階から試合に出場することで、関係者に目がとまりプロの世界へ行くことができる可能性が高くなると考えました。さらに、先輩やスタッフの人柄が良くて、人間関係も良いと聞いたことも理由の1つです。」

中光 叶多 選手(中央大学)
「個人のレベルを上げるためには関東リーグ1部に所属していて、なおかつパスサッカーを重点に置く強豪大学に入る必要があると考えました。そしてユース時代の総監督が中央大学出身ということもあり、色々話を聞かせてもらって選びました。」
練習会で注目していたことは?
今回アンケート取材に協力してくれた選手の多くが参加していた練習会ですが、実際に参加した時はどんな点に注目していたのでしょうか。
練習会に参加した選手が注目しているポイントは「サッカースタイル」「人間関係」「指導者の考え方」「プレーの強度」。4年間共に切磋琢磨する監督・コーチや仲間との関係はとても大切です。
練習やプレイ一つ一つに対して、同じくらいの熱意で取り組んでいるのかなど、チームによっても様々なので、複数の学校を比較して慎重に選んだ選手もいました。
またグラウンドやトレーニングルームなど、設備や環境面についても気にしてチェックしていたという意見も上がっていました。
他にも様々な意見があったので、ぜひ参考にしてみてください。

渡邉 幸汰 選手(駒澤大学)
「自分の武器を最大限に発揮すること、そしてチームで活かされるかどうかを考えながら取り組みました。また、チームの雰囲気や環境の4年間で人としても成長できるかどうかを意識しながら練習会に取り組みました。」

鈴木 善 選手(國學院大學)
「高校生の時に大学サッカー部の練習会に参加した際は、選手同士のコミュニケーションや練習への取り組む姿勢に注目していました。技術面だけでなく、チーム全体の雰囲気や上下関係の中でもお互いを尊重し合う姿勢があるかを重視して見ていました。また、自分がその環境で成長できるかどうかも意識して参加していました。」

西村 龍留 選手(東洋大学)
「大学サッカーは、自分が想像しているより遥かにや高強度で高い技術が普通にある中で、その大学がどういうプレースタイルを持っているのかは一つポイントだと私は思います。また、チームや練習の雰囲気は、実際に練習会に参加をして感じる事も一つポイントとして大事だと思います。」

押川 優希 選手(産業能率大学)
「高校生の時に大学サッカー部の練習会に参加した際、特に注目していたのは「監督の指導スタイル」と「選手との関わり方」でした。大学サッカーでは、監督の存在がチームの方向性や雰囲気に大きく影響を与えるため、自分がその環境で成長できるかどうかを見極める上で重要なポイントだと考えていました。具体的には、練習中にどのように声をかけているか、ミスに対してどのようなリアクションを取っているか、戦術理解をどのように深めさせているかといった点に注目しました。また、選手一人ひとりとどれだけ密にコミュニケーションを取っているか、自主性を尊重しているかなども、チーム作りの姿勢として気にしていました。監督が信頼できるか、自分のプレースタイルや人間性を理解して伸ばしてくれるかという視点で観察することで、そのチームに身を置いた際の自分の成長イメージを具体的に描こうとしていました。」

金津 力輝 選手(山梨学院大学)
「1番気にしていた点は、指導者の方のサッカーに対する考え方や想いの強さです。また、チームの練習の雰囲気やレベル、選手一人一人の人間性。他には寮生活が自分に合っていないという考えがあったので、暮らし方や通学方法などについても気にしていました。」
【番外編】大学選び、何校検討した?いつから準備した?
進学先を選ぶうえでのポイントや練習会で注目したポイントをまとめてきましたが、そもそも進学先は何校くらい検討したのか、そして、いつ頃から準備したのかも気になるところですよね。
各選手に、調べた大学数、進路準備を始めた時期を聞いた結果が次の通り。

調べた校数に関しては、2校〜3校が同数でした。その次は4校となりました。大学を選ぶ際は、2~3校をピックアップして、それぞれの学校の特徴やメリット・デメリット、チームの雰囲気などを比較するのがいいといえるでしょう。

進路準備を始めた時期に関しては、高2冬〜高3春と回答が多かったです。大多数の選手が高校2年生の終わり頃から準備を始めているといえそうです。尚、大学の練習会は早いところで春から行われています。この点も考慮すると、高2冬から準備を始められるとより安心ですね。
※「大学サッカーのすゝめ」は関東大学サッカー連盟のご協力のもと作成しています。記事内で使用している写真は各チームの了承を得た上で、連盟を経由してご提供いただいたものです。
