サッカーにかかるお金 ― 夢を応援するために知っておきたいこと ―
息子がサッカーを始めたのは年長の頃でした。
当時の私は、「月謝やスパイク代くらいで続けられるスポーツ」というイメージを持っていて、そこまで大きなお金がかかるとは思っていませんでした。しかし、学年が上がるにつれて必要なものが増え、サッカーにかかる費用も少しずつ変化していきました。
小学生~中学生でかかる費用は?
小学生の頃は、月謝やユニフォーム、スパイク、試合会場までの送迎費が中心です。この頃は本土に住んでいたため、県外遠征も車や電車で負担もそこまで大きなものではありませんでした。成長期は足のサイズもすぐ変わるため、スパイクを買い替えることもしばしばありましたが、それでも、家計への負担など気になることはほとんどありませんでした。
中学生になると活動範囲が広がり、遠征や合宿、宿泊を伴う大会など、小学生の頃には少なかった経験が増えていきます。特に沖縄に移住してからは、本土とは大きく違う事情があります。それは、県外遠征となると飛行機での移動が必要になることです。航空券に宿泊費が加わるため、一度の遠征でも大きな出費になります。

遠征の案内が届くたびに、「行かせてあげたい」という親の気持ちはみんな同じです。一方で、周りの保護者の方からは、「今月はどうやってやりくりしよう」「遠征費だけで精一杯」という声を聞くことも増えました。子どもの夢を応援したい気持ちと、家計とのバランスに悩むご家庭は少なくないのだと感じています。
そして、親としてもう一つ感じるのが、「本当は応援に行きたい」という思いです。子どもの遠征費だけで精一杯になり、自分の航空券や宿泊費までは手が届かないことも少なくありません。現地でプレーする姿を見届けたい気持ちはあっても、ライブ配信や送られてくる写真を見ながら応援するしかないこともあり、「その場で頑張る姿を見たかった」と残念な思いをする保護者も少なくありません。
大会によっては、市町村などから補助金を受けられる場合もあります。しかし、すべての大会が対象になるわけではなく、大会の規模や成績など、一定の条件を満たさなければ利用できないこともあります。そのため、「補助金があるから大丈夫」と考えるのではなく、制度の内容を早めに確認しながら、家庭でも少しずつ準備をしておくことが大切だと感じています。
子どもの「挑戦したい」を応援するために知っておきたいこと
高校進学を考える時期になると、練習会やセレクションへの参加、学校見学など、進路を決めるための費用も必要になります。沖縄から県外へ挑戦する場合は、移動費だけでも大きな負担になることがあります。
だからこそ、子どもが小さな頃から「これからどんな費用が必要になっていくのか」を知っておくことは、とても大切だと感じています。先を少し知っているだけでも、いざ子どもが「挑戦したい」と言ったときに、慌てずに応援できる準備につながります。
私は、家計管理や資産運用を学び、大会に勝ち進み急な県外大会への参加などが決まっても、慌てることなく、そしていつでも県外応援に行ける環境を準備しています。
最近は、クラブユースU-15 九州大会にも応援に行きました。
日頃応援している子どもたちの頑張る姿を自分の目で見ることができるということは、親としての喜びです。

サッカーには、たしかにたくさんのお金がかかります。でも、それ以上に子どもたちは、仲間との出会いや努力する力、諦めない心、そしてかけがえのない経験を積み重ねていきます。だからこそ、家族それぞれのペースで無理なく準備をしながら、子どもたちの「挑戦したい」という気持ちを大切に応援していけたらと思います。夢を追いかける時間が、親子にとってかけがえのない思い出になることを願っています。