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「これ、なんで食べるの?」から始めよう! サッカーキッズの“食べる力”を育てる食卓

「試合の日は何を食べればいい?」「練習のあと、何を食べたらいい?」

そんなふうに子どもから聞かれたとき、皆さんはどう答えていますか? 私は以前なら、すぐに「これを食べたらいいよ」と答えていました。でも、3人の子どもたちの成長を見てきて感じるのは、食事の知識を与えることと同じくらい、自分の体と食べるものを考える経験が大切だということ。小学生の今だからこそ、親子で始めたい「食べる力」について考えてみませんか?

「食べなさい」から「何を食べようか?」へ

サッカーを頑張る子どもには、しっかり食べてほしい。だからこそ、練習から帰ってきたら「ちゃんと食べなさい!」、朝ごはんが進まなければ「これだけでも食べて」と、ついママが先回りしてしまいますよね。

もちろん、小学生のうちは食事を整えてあげることが大切です。でも、ただ食べさせるだけではなく、「今日は練習があるね。何を食べておこうか?」と、一緒に考える時間をつくってみるのもおすすめです。

「ごはんはエネルギーになるよ」「お肉や魚、卵は体をつくる材料になるよ」と、難しい栄養学ではなく、子どもが理解できる言葉で伝える。それだけでも、毎日の食事が少しずつ“自分の体のために選ぶもの”へと変わっていきます。

練習前は「動くためのごはん」を意識

たとえば、練習前。「何を食べればいい?」と聞かれたら、まずは「これから体を動かすから、エネルギーになるものを食べよう」と伝えてみましょう。ごはん、パン、麺、果物など、主にエネルギー源になるものを選ぶという考え方です。

練習まで時間がないときは、おにぎりやバナナなど、食べやすいものでもOK。毎回完璧な食事を用意しようとする必要はありません。「今日は何時から練習?」「それなら、いつ何を食べようか?」と考えるだけでも、子ども自身が自分の予定と食事を結びつける練習になります。

練習後は「体をつくる時間」と考えてみる

練習を終えた子どもが「お腹すいた!」と言ったら、それは体からの大切なサイン。練習で使ったエネルギーを補うための糖質に加えて、筋肉や体の材料となるたんぱく質も意識したいところです。

たとえば、ごはん+卵、パン+チーズ、おにぎり+牛乳など、難しく考えなくても大丈夫。「いっぱい動いたから、今日は何を食べよう?」と子どもに問いかけてみるのもいいですね。

小学生のうちはママが準備してあげるとしても、「練習後はこんなものを食べるんだ」と知っておけば、やがて遠征や合宿など、親がそばにいない場面でも自分で考えるきっかけになります。

「正解」よりも、体の声に気づくこと

食事には、いつでも一つの正解があるわけではありません。

暑くて食欲がない日もあれば、練習量が多くていつも以上にお腹がすく日もある。試合前に緊張して、普段より食べられないことだってあります。

そんなとき、「全部食べなさい」と押し切るのではなく、「今日はあまり食べたくないんだね。何なら食べられそう?」と聞いてみる。自分のお腹のすき具合や疲れ具合、練習量に気づくことも、食べる力の一つです。

もちろん、子どもの判断だけに任せるという意味ではありません。ママが基本となる食事を整えたうえで、「どう感じている?」「何なら食べられそう?」と聞いてあげる。そんな小さなやり取りの積み重ねが大切なのだと思います。

小学生の今は「教える」から「一緒に考える」へ

子どもが大きくなれば、学校やクラブ、遠征など、ママがすべての食事を管理することは難しくなります。だからといって、小学生のうちから「自分で栄養管理しなさい」ということではありません。

今はまだ、ママが食事を用意して、子どもは食べるだけでも十分。でも、その中に少しずつ「今日は練習があるから、これを食べよう」「いっぱい汗をかいたから、水分もしっかりとろう」という会話を増やしていく。

親が答えを全部教えるのではなく、一緒に考える。

それを繰り返していけば、いつか子ども自身が「今日はこれを食べよう」と、自分の体のために選べるようになっていきます。

サッカーの技術と同じで、食べる力も一朝一夕には身につきません。毎日の食卓で、少しずつ育てていけばいいのだと思います。

じゃこと白ごまのクリスピーチーズ麺べい

成長期のサッカーキッズは、3食の食事だけでは足りず、もう一食増やしてもいいくらいお腹がすくこともありますよね。そんなときの補食は、栄養を補うことも大切ですが、子どもにとっては「楽しみ」であってほしいもの。

我が家では、麺を使ったこんなおやつも登場します。麺をくるくる巻いて、チーズで挟んで焼くだけ。パリパリの食感が楽しく、ちりめんじゃこと白ごまを加えることで、カルシウムなどもプラスできます。

「今日は何を食べよう?」と一緒に考えながら、こんなふうに普段の食材をおやつに変身させてみるのも、食べることへの興味につながります。

材料(2人分)

冷凍中華麺1玉
とろけるスライスチーズ4枚
ちりめんじゃこ大さじ2
白ごま小さじ1
オリーブオイル大さじ1

作り方

下準備 冷凍中華麺に水大さじ1(分量外)をかけ、500Wの電子レンジで2分加熱してほぐしておく。

1 とろけるスライスチーズをそれぞれ4等分に切る。麺は8等分にし、フォークでくるくると巻いておく。

2 フライパンにオリーブオイルを熱し、チーズを8枚並べる。それぞれの上に①の麺をのせ、ちりめんじゃこと白ごまを散らす。残りのチーズ8枚をのせて、麺をチーズで挟む。

3 下のチーズがカリカリになったら裏返し、フライ返しでギュッと押さえながら焼く。裏側もカリカリになったら出来上がり。

ポイント

焼くときは、フライ返しでギューッと押しつけて、できるだけ薄くするのがコツ。薄く焼き上げると、パリパリ、クリスピーな食感に仕上がります。

麺1玉で8枚作れるので、食べ盛りの子どもにもぴったり。チーズ、じゃこ、ごまの組み合わせで、子どもが喜ぶ「おやつ」と、成長期にうれしい栄養を一緒に取り入れられます。

詳しいレシピはこちら→クリスピー🍘チーズ麺べい | レシピサイトNadia

まとめ

サッカーを頑張る子どもの食事を支えることは、ママの大切な役割。でも、いつかは子ども自身が、自分の体に必要なものを考え、選ぶ日がやってきます。

そのために小学生の今できるのは、栄養の正解を教え込むことではなく、「今日は何を食べようか?」と一緒に考えること。毎日の食卓で交わす何気ない会話が、やがて自分の体を自分で守る力につながっていくはずです。焦らず、親子で少しずつ「食べる力」を育てていきましょう。

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